by une_genzaburo
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大人のための勉強法 (PHP新書 (112))
和田 秀樹 / / PHP研究所 スコア選択: ※※※※ ここ1月以上小説ばかり読んでいた。娯楽のための小説もいいが、もうそろそろ自己啓発的な本も読みたいと思い、最近ブック・オフで買ってきたこの本を読んでみた。 この本は社会人となった大人が、資格試験、大学、大学院に受かるための勉強法が結構色々書いてあるが、私はそういう計画は殆ど無い。そもそも難関試験を突破するような勉強はここではほとんど成功の可能性は薄い。私の住む町は能登の中核都市とはいえ片田舎の町に過ぎない。例えば和田氏は、資格試験の王道は専門の予備校に通う事だと言っているが、そんなものこんな田舎に無い。 また、最近社会人が大学や大学院へ入る機会が多くなったこともあり、著者はそれへの対応を書いているが、和田氏自身も主な対象を大都市中心に考えているように、こんな能登ではこれまた無理な話。通信講座があるというかもしれないが、和田氏もいうようにこれは同志というか仲間を持つことが難しく、孤独な勉強を強いられる。 その上、わが生業は、この不況で毎年のような売上高逓減状態で今ややっと息をしている状態、とてもじゃないが、大学、予備校などへの社会人入学のお金など捻出できない。 私は、大学卒業後の会社時代も、さらに帰郷後から現在に至るまで、どんなに忙しくても読書は最低年間50冊以上(ここ数年は百数十冊ほど)は読むように心がけてきたが、特に何かの勉強法を参考にして、読書など勉強を続けてきたわけではない。 このまま勉強は続けていくつもりだが、能登の田舎でスタンドアローンに近い状態で自己流の勉強では、問題もあろう。折角ならば効果のあがる勉強をしたい、そう思い買ってきた本であった。 しかし読んでみると、ちょっとアテが外れたかもしれない。受験必勝などは念頭に無い。技術関係の自営業だから、多少のスキルアップの意味合いはある。私の勉強(自己学習)の主な目的は、簡単に言えば興味に沿ったより良い生涯学習の方法である。この本のプロローグに書いてあった、「知能機能の老化予防としての勉強」という意味もある。 勿論、第1章「IT時代に求められる能力」、第2章「頭を良くするトレーニング」、第3章「能率を上げる勉強術」も参考にはなったが、少し私が求めているものとは違う気がした。最後の章の「ライセンス取得のテクニック」は、さらに離れた気がしたが、まあ知っておいても悪くはなかろう程度で読んだ。 とはいえ参考となったことなどもあるので少し紹介したい。 第1章で出て来た自分の知的機能をモニターする「メタ認知」や、認知心理学によるクリティカル・シンキングという方法論、EQという概念は、意識して用いれば結構役に立つかもと思えた。また和田秀樹氏の「他者を利用した頭の良さ」は全く同感だ。人間は社会的動物だ。他者に依存することなく生きてゆけない。「共感能力」により深い人間関係を築けるような精神的成長をさせ、また自分自身の知識や推論をメタ認知能力を働かせ、他人への依存と自己努力のバランスを上手くとれる人物が、社会で大きな仕事をなしていくのだろう。 第2章、第3章は、私には特に目新しい内容には思えなかった。復習重要性が書いてある辺り、大人になってからは殆どやっていないので、改めて少し反省させられた。あとはDTRによる感情状態の推論の偏りの把握方法など参考になった。 著者は言う。「自分には必ずスキーマというものがあって、それがどんなものであるか知ること、そして大切な推論場面では、自分のスキーマにとらわれていないかをモニターすることが有効なメタ認知テクニックなのである」。上で「私には特に目新しい内容には思えなかった」と述べたが、私のスキーマが少し傲慢になって吐かせた言葉かもしれない。反省・注意したい。 第4章は「ライセンス取得のテクニック」だが、著者も言うようにライセンス(資格)といっても様々だ。ここではノウハウ的テクニックというより、原則論が紹介されている。 エピローグで、著者はもはや日本が「教育立国」「勤勉の国」というのは幻想に過ぎないといい、学力低下の惨憺たる状況の説明や文部省などの批判を述べ、「もはや現時点で、日本の知的レベルを保つ方法は一つしかない。それは各々の国民が自覚を持って勉強することである」。私が自己学習を続けるのもこの考えに近い。 「大人が勉強をいきいきと楽しんでやる姿を見せることが、100回の「勉強しろ」という言葉よりも有効なはずだ」。大いに納得。 皆さんは、上の紹介文では、本に書いてあった専門用語を補足説明を加えずそのままに書いたので、チンプンカンプンだったかもしれない。申し訳ないが、字数をこれ以上書く余裕は無いので、あしからず。気になる人は、実際に本書を読んでみて確認してほしい。 最後に著者の略歴を少し記す。1960年生まれだから、48歳か47歳だろう。日本一の進学校と言っていい名門・灘高校卒業後、東大医学部卒業。東大病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て現在は精神科の医師。東北大学医学部講師や一橋大学経済学部非常勤講師なども務め、受験技術研究家としても知られている人物だ。 具体的な学問が対象でないので典型的なノウハウ本とまではいかないが、自己啓発本とノウハウ本との中間のような本に仕上がっている。多くの方にそれなりに参考になる本だと思う。お薦めの一冊です。 (参考) 以前読んだ和田秀樹氏の著書の記事がこのブログにもう一つありました。 ●『40歳から何をどう勉強するか』(和田秀樹著・講談社+α文庫) ここまで読んで評価してくださる方は、できれば下のバナーをクリック↓してくださると有り難いです! ←ランキングに参加しています!
by une_genzaburo
| 2008-11-01 19:42
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