by une_genzaburo
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チーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン / / 扶桑社 スコア選択: ※※※※ この本はアメリカ他、各国でベストセラーになり日本でも同様にベストセラーになった。皆さんも名前だけは聞いたことがあろう。類似名のバッタ(類似)本が沢山出て話題になったことでも有名だ。 といっても私はこの本を読むまでは詳しいことは何も知らなかった。羽咋市のブックマーケットという古本屋で見つけ、ベストセラーだったのを思い出し、中身を確かめずに100円で買ったものだ。 ここ数日、ちょっと本を読む時間があまりとれず、そこでこの薄手の本を読んでみた。数時間で2回読むことができた。 ここで著者略歴をちょっと紹介しておこう。スペンサー・ジョンソン(Spencer Johnson, M.D.(メディカルドクター(医学博士))医学博士・心理学者。心臓のペースメーカー開発に携(たずさわ)る。様々な大学や研究機関の顧問を勤め、シンクタンクに参加する一方、著者活動を続けている。 ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。主な著書に『1分間マネジャー』(共著)、『1分間意思決定』『人生の贈物』他多数、とある。 この本もある意味でビジネス関係、処世訓のような本である。変化の激しい現代社会にあって、変化を恐れずいかにそれに前向的に対応していき有意義な人生に変えるべきかを、寓話を中心に人々に説いた本である。寓話に登場するのは2匹の鼠、スニッフとスカリー、それにお二人の子供、ヘムとホー。この二人と二匹の4者4様の者達に、私達の中にある単純さと複雑さを象徴させ、物語を進める訳だ。 冒頭でのケネス・ブランチャード博士の文章がよくこの本の特徴を纏めて紹介しているように思う。引用する。 この本は「ある迷路で起こった事件をめぐる物語で、登場人物は「チーズ」を捜し求める2匹と2人。このチーズは、私達が人生で求めるもの、つまり、仕事、家族や恋人、お金、自由、健康、人に認められること、心の平安、さらにはジョギングやゴルフでいいのだが、そういうもの象徴している。 私たちはみな、自分にとってのチーズを心にいだいており、それが手に入れば幸せになれると信じて追い求める。手に入るとそれに執着し、なくしたり奪われたりすると大きなショックを受けかねない。 また「迷路」は、チーズを追い求める場所を表しており、会社や地域社会かもしれないし、家庭かもしれない。」 新しいことに取り組むことが逆に若々しくいられて人生を充実させる。また会社などの組織にとっても「従来の物事のやり方」に執着しない柔軟な人材こそ必要と説く。 ただしこの本は寓話だけで構成されている訳ではない。 この本は「3つの部分からなる。最初は「ある集まりの場面」で、かつてクラスメートだった人たちがクラス会で、それぞれ自分の生活で自分の生活に起きた変化をどう受けとめているかを話している。二番目は「チーズはどこへ消えた?」の物語で、本書の中心部分。 物語では、ネズミたちは単純な物の見方をするために変化に直面したときうまく対処しているが、小人たちのほうは複雑な頭脳と人間らしい感情のために物事を複雑にしていることがわかるだろう。・…(中略) 3番目は「ディスカッション」の場面で、クラスメーとたちがこの物語をどう読んだか、自分の仕事や生活にそれをどう生かすかも話し合っている。」(ケネス・ブランチャード博士) 迷路で大量のチーズを発見したヘムとホーは、その近くに輿を落ち着け安泰だと思うが、ある日突然チーズが消えてしまう。ヘムとホーは、事態を受け入れ難いあまり、理由や事態の分析などをして何とかこのままで居られないかを検討、つまり変化を恐れて前向きに対応しようとしないが、ネズミの二匹は複雑に考えず、単刀直入に餌がなくなれば新たに探しに出て、うまく変化に対応していく。 困窮を深めるにつれてホーは、「変わらなければ破滅する」と思い、事態を受け入れて新たに迷路にチーズを求めて出発する。ホーは、途中新たなチーズの食べ残りを見つけて、それをヘムに見せ、ヘムにも再度新たなチーズ探しに出かけるよう誘うが、ヘムはあくまで事態を受け入れようとはせずに、断る。 ホーは、それでもヘムが気を変えるかもしれないと思い、自分が考え至った事を途中の壁に何度も書き遺していく。それらを読んでヘムも新しいチーズを探しに出ればいいと思っての思いやりからだ。 ホーは、先にネズミたちが新たに見つけたチーズの在りかに彼もたどり着くが、今度はそこに安住しようとは考えずに、常に変化を見極めることを念頭に置き、生活するようになる。そしてヘムにもこの場所を教えようかと迷うが、他人から強制的に変わるのではなく、自分から変化しなければ意味が無いと思い至り、それを願い教えるのをやめる。 そういう寓話である。 私は、自分がこの4者の誰にあたるかなと考えた。ヘムに一番近い可能性が高いように思う。人間は様々な側面を持っている。ある事に対してはネズミたちと同じように行動する場合もあれば、ホーのように途中から気づき改めようとする場合もある。だからこの寓話を契機に自ら変化することを考えるのはいい事だと思う。 この数年は、私が生まれてここ40数年来一番変化の激しい時期だと思う。10年先どころか1年先がどう変化しているか全く想像できない。怖い時代である。しかしこの本にあるように変化を恐れず、「変化を何かを失うことではなく、何かを得ることだ」と考え直し、できれば自分を大きく向上・飛躍させたいと思う。 他の多くの人にも薦めたい1冊です。 ここまで読んで評価してくださる方は、できれば下のバナーをクリック↓してくださると有り難いです! ←ランキングに参加しています!
by une_genzaburo
| 2008-07-04 05:52
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