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香乱記〈中巻〉
宮城谷 昌光 / / 毎日新聞社 スコア選択: ※※※※ 粗筋を書いておこう。(以下かなり詳しい粗筋なので、これを読むことによって興味が薄れると思う方は読まないか、途中で読むのをやめてもらいたい。中巻だけの紹介というものは難しいので、まずい紹介の仕方だが、こうすることにした) 中巻は、秦の名将・蒙恬亡き後に出現した将軍・章邯(しょうかん)が颯爽と登場し始まる。彼は税吏の官にすぎぬ人間だった。周文の反乱軍が函谷関に迫る事態と至ると、秦の首都・咸陽は危機に陥る。秦の主力30万は北方の地を守る蒙恬の後任・王離のもとにあり、呼んでも間に合いそうにない。 そんな動揺する朝廷の中、章邯が迎撃させてくれるよう名乗りをあげる。章邯はリザン陵(普通「驪山」と書くが、宮城谷氏は「り」の字は「麗」+オオザト偏という字を用いている)で強制労働させられている70万の労働者を兵に作り変えて迎撃するという。二世皇帝・胡亥は認め、章邯は出撃し、軍事の才を見せ撃退する。 章邯は函谷関の外に出て転戦し、次々と反乱軍を撃破するが、陳勝呉広の反乱軍以外にも、各地に続々と反乱は続いて起こる。 田儋・田栄も、狄の地の秦の役人や兵を殺し反乱に立ち上がる。そこに以前生き別れた田横も兵を引き連れ駆けつける。決起に成功した3兄弟は、斉と号して臨シに本拠を移し、田儋が王となり独立する。田横は旧斉の各地に進軍し次々と領地に組み入れる。平定が一段落したところで、田横は中原の詳細な情報を仕入れるために自ら出かける。 陳勝呉広の乱は、分裂し、徐々に衰退していく陳王も死ぬ。陳王から分裂した秦嘉が景駒というものを楚王に立てると、自分らこそ本物の楚軍だという項梁の軍が南から北上し激突。田横はこの戦いの詳細を知ろうと近くまで出向く。 しかしこの偵察旅行の間に田横の大事な女・季桐が、詐術にあい汪代によって攫われ、魏軍が立て篭もる臨済に囚われてしまう。その臨済は章邯の大軍に包囲されていたが、何とか城内への侵入に成功するが、田横らはその行動を予想した魏側に待ち伏せられ、捕らえられてしまう。 魏は田横を人質にすることによって、取引により斉から援軍を得ようとしたのだ。田横も魏王などの意外と誠のある対応に心を少しずつ変え、臨済を包囲攻撃する秦軍を一緒に防ぐことに努力する。 やがて魏軍と田儋・田栄が率いる斉軍が臨済の近くまで救援のため進軍してくる。援軍がもう数日で来るという段階になっても、秦軍を指揮する章邯は、それらの軍を無視するかのように包囲体制を特に変えるような兆候を見せない。魏・斉の連合軍が臨シの近くまで来た夜、章邯は夜襲を行い、斉の本隊をまっしぐらに突き、田儋は戦死、魏・斉の救援軍は敗走する。兄の田栄は東阿に逃れる。 孤立無援となった臨済の魏軍は降伏し、魏王・咎(きゅう)は民の助命を条件に開城し自殺する。田横は抜出し、しばらくしてから兄と合流する。この混乱に、斉では田栄・田横兄弟とは仇敵の関係の田角と田間兄弟が、斉最後の王の子・田仮を立て、田横らの斉に反乱。窮地に陥った田横らは楚へ高陵君を派遣し、援軍を乞う。楚から何とか援軍引き出しに成功、田栄・田横らは反乱軍の駆逐に成功する。 一方、連戦連勝していた秦の章邯は、城陽にいたが北上してきた項梁の軍に初めて大敗し敗走する。項梁は、項羽と劉邦を征西に派遣したが、自らは戦勝に奢り定陶に居座って酒色に明け暮れた。項梁の兵も怠緩し、その隙をついた章邯が定陶を一気包囲し攻撃を加え、項梁は戦死する。項羽・劉邦は一旦軍を引き上げ、会稽郡のクイの町にいる楚王を彭城に移し再出発することになる。 楚は王や将軍らが会合し、楚王は、函谷関の中(関中)に一番先に入った者を関中王とすると宣言。その後、劉邦は南の方の地域の鎮圧や征西を任される。一方項羽は、秦軍に包囲された趙軍を救援するために宋義の副将として出かける。 出軍した宋義の率いる楚軍は途中で進軍を止め滞陣した。秦趙両軍の疲労を待つというせこい戦法を取り、項羽の考えを侮る宋義を、項羽は殺し、楚軍を掌握し、趙国へ急行。秦軍も楚軍の行動はとらえていたが、趙の鉅鹿城を包囲する30万の秦軍に対して、項羽の軍は3万と小さいので、いきなり章邯がいる本営を攻めるとは思わず、油断する。 項羽の配下の兵は、最強で一人で10人倒せる力を持つ。本営周囲の甬道を破壊し、往来を出来なくした後、章邯の本営を衝いた項羽は、脅威の力を発揮し章邯を敗走させる。章邯はその後、項羽と盟約を交わし、秦軍に降る。 ほとんどの軍を失った秦の丞相・趙高は驚愕する。責をとらされ二世皇帝に殺戮されることを恐れ、先手を打つ。有名な「馬鹿」の話、皇帝の前に鹿を連れてきて、馬と言い切る場面が最後に登場。 下巻以降は、いよいよ秦末の混乱、項羽と劉邦の争いの話となるのだろう。田横の事はよく知らないだけに、その中にあってどのように活躍するのか楽しみである。 今回も参考に、Amazon.co.jpに書かれていたこの本の紹介文を転記しておく。 ○知・仁・勇、すべてを兼ねそなえた男・田横。始皇帝死後の大動乱期、幾多の群雄のなかで最も光彩を放った英傑の波瀾の生涯。 (「BOOK」データベースより) ○項羽を退けた兵略、劉邦が欲した治国の才、諸葛孔明が讃えた気骨。知・仁・勇、すべてを兼ねそなえた男・田横。始皇帝死後の大動乱期、幾多の群雄のなかで最も光彩を放った英傑の波瀾の生涯。『毎日新聞』連載を単行本化。 (「MARC」データベースより) (この記事は、七尾市立中央図書館(ミナクル3F)から借りてきた本をもとに書いています) ここまで読んで評価してくださる方は、できれば下のバナーをクリック↓してくださると有り難いです! ←ランキングに参加しています!
by une_genzaburo
| 2008-03-14 10:01
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