山寺説法 (1984年)
室生 貞信 / / サンデージャーナル
ISBN : B000J6MMJ2
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上のライフログではサンデージャーナルとなっているが、私の持っている本は天台宗宗務庁の事務局から一隅文庫の1冊として発刊された本である(写真だけは私が実際にもっている本のもの)。
ISDNのコードさえない本だから、かなり古いものだから入手は難しいであろう。
一月ほど前から自動車に置いて、出先での仕事の合間など暇を見つけては読んだ本である。
著者は略歴によると、明治36年に群馬県に生まれで、早稲田大学卒業後に天台宗宗務庁に勤務、天台宗布教師大僧正にまでなった人だ。私が以前住んでいた東京文京区護国寺横の豊山中学で教師などもしていたことがあるようだ。群馬県前橋市の円明寺住職となっている。
この本を紹介しても、入手困難だろうから、内容については特に記さないが、説法というか、なかなかいい随筆だと思う。
天台宗のお坊さんだが、宗派に拘らず、浄土真宗の親鸞や、禅宗などの言葉なども出てくる。
一隅運動の「一隅」だが、天台宗の中で行われていた「一隅を照らす」運動が名の由来らしい。天台宗の宗祖・伝教大師(最澄)のご精神を現代社会に生かそうとして進められた運動とのことだが、今でも行われているのかどうか、私は天台宗関係者ではないので不明だ。
入手は困難だといったが、もし目にする機会があったら読んでみるといい本だと思う。
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