確かNHKの大河ドラマ『風林火山』の原作のはず。でも私は第1回しか観ていない。なぜならまた原作と全然違っているような感じだったからだ。私はこの本を読むのは2回目である。中学生の頃私は、井上靖が一番好きな作家だった(特に西域もの)。この本もその頃に読んだ記憶がある。
NHKの大河ドラマが気に食わない点だが、そもそも主人公の山本勘助は、甲州にやってくるのは50代である。それも隻眼で、びっこをひく、いわゆる“ちんば”である。ドラマでは、そのように演じさせていないようであった。いつもながらこのようなNHKの方針にはかなり不満である。
小説としては、井上靖の中でもかなり面白い方ではないだろうか。最後の川中島の戦いで亡くなるクライマックスも、今回読んでもかなり緊張感を味わいながら読むことができ、十分味わえたと思う。
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