『微笑の円空仏を訪ねる旅』(美と旅の雑誌 SUN MOOK(大日本絵画))
最近、円空に非常に興味がある。というより円空仏に魅せられているという方が正確かもしれない。製作時期によって、作風がかなり違うのだが、一本の鑿のみで作った素朴な表情が実にいい。素朴といっても、時期によって、それこそ文字通りかなりの荒削りの木像もあれば、姿態の細かい部分まで掘り込んだり、表面を滑らかなまでに彫った像もあり、様々である。
この本は、昭和53年に発売されたかなり古い本である。親戚からもらった本である。私が今までに見つけた円空に関する本の中では、一番写真が豊富で説明などの文章量も一番多い。円空を知るには非常にいい本だ。
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