by une_genzaburo
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<百字紹介文> 日々刻々と変わる情報化社会においては既知の知識は時代遅れとなり、未知の領域で問題を解決していく力が求められ地頭(じあたま)の良さが問われる。フェルミ推定を用いて地頭力を鍛えることを説いたお薦めの一冊! <詳しい紹介文> 以前この本の背表紙「地頭力」という文字をみて、「じとうりょく?」何だろうと思った。守護・地頭のあの「地頭」を思い受かべたのだ。 今回よく見ると振り仮名がちゃんと振ってあるのだが、視力が弱いので気付かなった。 「じあたまりょく」と読むとは、思いもしなかった。(笑) ただ読み間違いでも、気にはなっていたので、これをブックオフで見かけて買ってきた次第である。 頭の良さは、3種類あるという。 1つめは「物知り」(知識・記憶力)という意味での頭の良さ。2つ目は、「機転が利く」(対人感性力)という意味での頭の良さ、3つ目が、「地頭がいい」(考える力)という頭の良さ。 この本では、この3番目の「地頭力」が、今一番求められており、それをどう鍛えるか説いている。 この地頭力のタイプの頭の良さは、もう少し分かり易く言うと、数学の問題やパズルを解くのが得意な「考える力」が強いタイプ。あらゆる問題解決をする上での基本となる考える力の能力である。 現代は情報化社会であり、新しい情報がどんどん増えていく。環境の変化が激しい。昔取った杵柄ごとく、古い知識に胡座をかいていては、直にお払い箱行きとなる時代である。過去に身に付けた知識と経験だけは最早食っていけない時代である。 これからの時代には、未知の領域で問題を解決していくという能力がさらに強く求められる。それだけにこの地頭力が今切実に求められる。 この地頭力を鍛えるには、フェルミ推定を身につけるのが効果的であるという。 フェルミとは、中性子の研究でノーベル賞をとったあのエンリコ・フェルミのことである。彼は「シカゴに調律師は何人いるか?」とか「世界中で1日で食べられるピザは何枚か?」などというつかみどころの無い物理量を短時間で概算するのが得意だったという。 フェルミ推定の公式のようなものが特にある訳ではないが、同様につかみどころのない量を概算することをフェルミ推定と呼ぶようである。 この本に載っていた「日本全国に電柱は何本あるか?」という問いに私は、約800万本と計算した。 その推算方法だが、全国の戸数1戸当たりの平均人数を3人と予想し、人口約1億2500万人の約1/3は4千万人、7軒で1本の電柱(電力会社の電柱)が必要と考え、約570万本の電力用電柱が必要。またこれ以外にも電話会社の通信用電柱も考えるとあと250万本程度と考え、全国で合計約800万本の電柱が必要と弾いたのだ。計算時間約1分弱。 実際は、全国で約3300万本らしいが、考え方はこの本に載っていたのと非常に似ていたし、いい線をいっていると思う。 自分に意外と地頭力があるらしいと分かり少し嬉しかった。 我が店の稼業は、メカ関係の修理がメインの技術サービス業である。 他人から私は物知りと思われており、自分でもそちら(知識面)に偏っているかなという気がしていたが、職業柄様々な不具合に対応してきたことで地頭力も鍛えられたのかもしれない。 考えてみれば、厄介で困難な仕事が入ってきた時は、その仕事にかかるまで頭の中で色々(シュミレーション的に)考え、また手をかけはじめてからも色々考え、1日で終えられぬ仕事の場合は、寝床の仲間で(場合によっては夢の中まで)故障の原因・修理の仕方など考えていることがある。 この本で説明されているフェルミ推定と、機械の故障原因を推論していく推理の仕方は、かなり違う。メカの修理の場合は、システム的・シーケンス的なものの見方と故障の原因の頻度的経験知が重要で、数学でいうと場合分け・消去法などにより、演繹的にも帰納法にも推論し原因を特定し修理していく。 思考方法は異なるが、フェルミ推定と結構似た面も多い。フェルミ推定では推定するためのデータが十分なものでなく、頭の隅にあるような限られた知識から推論していくが、メカの修理も、限られた時間と限られた道具を使って作業をしながら推論し、限られた部品(修理・交換部品などいつも持っている訳ではない。ない場合がほとんどだ。また必ずしも交換部品が必要な訳ではない)と限られたコストの中で最大の成果を出していく。何となく似ているではないか。 何よりも仮説思考力をまず用いる点は、修理関係でも重要だし共通しているように思う。 その意味ではこの本は私には、非常に有益だと思う。 ここに書かれたフェルミ推定を、もっともっと普段から練習し、今後の仕事などに活かしていきたいと思う。 この本にも書かれているが、情報化社会ではインターネットですぐ調べる癖がつき、自分で考えることを省く人間が増えてきた。それでは確かに本当の意味での思考力は弱まるばかり。緊急事態で対処できない無能な人間が増えるだけで日本の将来が心配である(日本だけの問題でもないが)。 多くの人にこの本を読んでもらい是非とも地頭力を鍛えてもらいたいと思う。 お薦めの一冊です。 ←ランキングに参加しています。
by une_genzaburo
| 2012-07-30 12:31
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