カルロス大帝とは、カール大帝とかシャルルマーニュ大帝という方がおなじみの呼び方ではないだろうか。今回とりあげた本は今から二十数年前大学時代に買って、途中まで読んでそのままにしてあったものを、何気なく手にとり、今回最後まで読んだものである。
『カルロス大帝伝』(エインハルドゥス、ノトケルス|國原吉之助訳・註|筑摩書房)
エインハルトはアインハルト、ノトケルスはノトカーと言う呼び名の方が知られている。この二人はカール大帝と同時代人であり、彼に仕えた人物である。だからこの本は今から1200年前くらいに書かれた本である。文学性を持たせようと書かれた書でなく、功績を記録として残したいと書かれたもので、修飾的なところはなく、かえって素朴な味わいがあり読みよい(私が読んだ感じでは、ノトカーの方が多少文才に優れているだろうか)。
たまには、こういう本を読むのも良いものである。これを機会に、これからも時々大学時代の本でも読み返してみようかと考えている。
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