by une_genzaburo
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<百字紹介文> マネジメントの父と呼ばれる(故)ドラッカー氏が、21世紀に史上最大のパラダイムの激変があると予測、組織及び個人の自己変革を促し、一早くチェンジ・リーダーとなり難局を乗り切ることを勧めるマネジメント本。 <詳しい紹介文> 1つ前の記事では、(故)スティーブ・ジョブズにはまっていると書いたが、このP・F・ドラッカー(こちらも故人)にも最近はまっている。 それもことし2月に入ってからだ。 『ポスト資本主義社会』(P・F・ドラッカー著・上田惇訳・ダイヤモンド社) 『プロフェッショナルの原点』(P・F・ドラッカー+J・A・マチェロ著・上田惇訳・ダイヤモンド社) と読み、この『明日を支配するもの』で3冊目。 これ以外にも週間ダイヤモンド社の特集号だったと思うが、図書館で読ませてもらった。 原題は英語で“Management Challenges For The 21stCentury” 直訳すれば「マネジメントで21世紀に挑戦する」とでもいったタイトルだ。 この本は1999年に書かれたものだから社会科学ものとしては少し年数が経って古い気がするかもしれない。発刊時、世界同時出版されて話題を読んだ本らしい。 ドラッカー自身この本の中で、今日の大問題でなく、明日の問題を取り上げていると書いている。13年経った今においてこの本の内容がまさに現実化し(予想が当たり)、今日の問題となってきたという意味では確かに時代を経た事を感じさせる。逆に言うと今日のまさに問題となってきただけに、古さが感じられない。 ドラッカーは「今日われわれは転換期にある。これから起こる変化は、19世紀の半ばの第二次産業革命や。大恐慌や、第二次大戦後の構造変化よりも旧である。…(中略)・…21世紀の現実は、これまで20世紀においても有効であり続けてきた方法や姿勢とは、全く逆のものを要求する」と述べ、本書はマネジメントの本であり、社会や人口問題や経済に関わる21世紀の現実は、政府や市場、経済学や経済政策で対処できるものではなく、経営陣と個々の知識労働者だけが取組み、解決することができる問題だと説く。 すぐ上で経営陣と書いたが、この本は企業のマネジメントだけに絞ったものではない。問題多難なこの21世紀の現実は全ての組織に影響することであり、企業より非営利組織に対してより大きな影響を与えると説く。そして21世紀の成長産業はその非営利組織だとも説く。 1950年頃から日本に注目し続けてきたドラッカー氏は「日本興隆の歴史が20世紀の世界史そのものであり、現在の世界経済を生み出したのも日本である」とも言っている。その日本がこの未曾有の世界的な大転換期において一番深刻な影響を受けるとして、本書の数箇所で警告・助言もしている。 少子化による破局的な人口構成の問題、自らをマネジメントしないと生き残れない時代は、今まで移民をほとんど受け入れてこなかった日本の現状や、終身雇用制で社会的安定を図って発展してきた日本が一番困難な状況に立つと予測している。 が突き放した見方でなく、日本を親身に深く理解するドラッカーである。 「日本が終身雇用制によって実現してきた社会的安定、コミュニティ、調和を維持しつつ、かつ、知識労働と知識労働者に必用な移動の自由を実現することを願っている」と日本が困難を克服し、それにより日本がこの現実に対する解決のモデルとなることを期待しエールも送っている。 また巻末には「付章 日本の官僚制を理解するならば」も特別に付されている。彼の本を毎回のように訳している上田惇氏とも友達のような関係などもあるのだろう。 官僚に代りうる指導者層が出てきそうにない日本の現実を鋭く指摘している。 勿論日本向けだけに書かれた訳ではない。 世界の人々に大転換期を乗り超えるための行動の書としてこの本を提示したのである。 本書の内容の参考として、目次のうち章のタイトルだけ列挙しておく。 日本の読者へ はじめに・…明日のための行動 第1章 マネジメントの常識が変わる・…パラダイム転換 第2章 経営戦略の前提が変わる・…21世紀の現実 第3章 明日を変えるのは誰か・…チェンジ・リーダー 第4章 情報が仕事を変える・…新情報革命 第5章 知識労働の生産性が社会を変える・…先進国の条件 第6章 自らをマネジメントする…明日の生き方 付 章 日本の官僚制を理解するならば 訳者あとがき もう自分に課している制限字数に近づいたので詳しい紹介はしないが、最後に特に印象に残った箇所の感想を少し書いておこう。 第3章で、冒頭「変化はコントロールできない。できることは、その先頭に立つことだけである。…(中略)…変化が不可避なことは誰もが納得した。…(中略)…急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自らの変革の担い手チェンジ・リーダーとなるものだけだ。」とある。 そしてこれからは知識労働者のほとんどが、自らマネジメントしなければならぬという。 凄まじい時代になったものである。オーバーな言葉とも思えぬ。それが真実であろう。 ただヒントなども与えてくれている。 第4章「自らをマネジメントする」では例えば、自分の強みを知り、そこに集中し、それを活かして成果を出すことをアドバイスする。 ではその強みを知るにはどうしたらいいか、それに対してドラッカーはフィードバック分析をせよと言う。何かをすることに決めたならば、何を期待するかを書き留め、それを9ヵ月後、1年後に、その期待と実績を照合するという分析方法だ。経営的な分析方法はなかなか難しいものが多いが、ドラッカー氏の方法は分り易いものが多い。 兎に角、今回も読んで非常に為になった。 平易明瞭な文章で本当に実用的だ。今後数回再読したい。 お薦めの一冊です。 ←ランキングに参加しています。
by une_genzaburo
| 2012-04-22 20:24
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