by une_genzaburo
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先日の『向上心』に引き続き、スマイルズの代表作『自助論』を読んでみた。この本は、以前一度読んでいる。以前読んだ時、裏表紙にメモした日付をみると、1991年4月2日となっている。今から20年と2カ月ほど前である。正直に言えば、読書中、以前読んだ記憶があるぞ、という気はほとんどしなかった。 この本のどこかにも出ていたが、このような読書法では単なる時間の暇つぶしをしているだけ、自己啓発していると思い込んでいて、実は“精神のままごと”をしているだけかもしれない。 冒頭にあの有名な格言“天は自ら助くる者を助く”が出てくる。ただし、浅学な私は誰の言葉だったか、知らない。 <(^^;; 原題は“Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct” 直訳すれば「自助論―品格と行いの実例で―」とでもなるか。 この本では、非常に多数の偉人などのエピソードや言葉を引用している。 安直だが、それらの一部を再引用することで紹介に代えたい。 「人間が無知やエゴイズムや悪徳の束縛から逃れられるかどうかは、ひとえにその人間の人格にかかっている。そして国民一人一人の人格の向上こそが、社会と安全と国の進歩の確たる保証となるのだ。」 「自分の力を信頼し、精力的に働くこと、これが人間にとって不可欠なものだ」(トクビル) 「最大限の努力を払ってでも勤勉の習慣を身につけねばならない。それさえできれば何事においても進歩や上達は目に見えて速くなるだろう。また「習うより慣れろ」の言葉通り、同じ事を何度も反復練習する必要がある。それなしには、たとえどれほど簡単な技術であろうと、ものにはできない。逆に繰り返し訓練を積めば、どんなに困難な目標でも必ず達成できる」 自分は社会人になってから、本など読んで学んでもあまり反復練習しなくなった。それが進歩しない一番の原因だろう。痛い言葉である。 「ビジネスマンには、ビジネスを効率よく運営するのに欠かせない原則が6つある。それは、注意力、勤勉、正確さ、手際の良さ、時間厳守、そして迅速さである。」「さらに第1級のビジネスマンを目指すには、直観力と、計画を断固やり抜く強い意思が必要だ。それとあわせて世渡りする上での如才なさも必要な資質だ。」 「他人から押し付けられた教育は、自分で熱心に努力して得たものほど身に付かない。自らの汗と涙で勝ちとった知識だけが、完全に自分の所有物となるのだ。・・・(中略)・・・要するに能動的に学ぶのが肝心だ。」 「卓抜な技量は、努力によってのみ与えられる。すぐれた才能をもっていれば、勤勉がその才能を一層高めるだろう。能力が人並みであっても、勤勉がその欠点を補うだろう。努力が正しい方向へ向けられてさえいれば、決して裏切られることはない。努力なしには何物も得られない」(画家レーノルズ) 「われわれは、成功ではなく失敗からむしろ多くのことを学ぶ。「何を行うべきか」に気付くのは、「何を行ってはいけないか」を悟る時だ。」 「研究中、一見克服しそうにできない障害につき当ったとすれば、それは何かを発見する寸前のところまで到達している証しだ。」 「困難と闘いながら、人間は勇気を高め、才能を磨き上げていく。われわれの敵は、実はわれわれの味方なのだ。」 「困難は乗り越えるためにある。だから、ただちに困難と取り組め。実践しているうちに、それを克服するうまい方法も見つかるはずだ。努力を繰り返せば、力と勇気が湧いてくる。精神や人格はいつの間にか完璧にまで鍛え上げられ、潔く勇敢な態度が身に付き、自分の意のままに行動できるようになるだろう。」(法律家リンドハースト) 「家庭は社会の結晶であり、国民性の核を成している。われわれの公私の生活を支配する習慣や信条、主義主張は、それが清いものであれ汚れたものであれ、家庭の中で培われる。国家は子供部屋から生まれる。世論の大部分は家庭から育っていく。そして最高の人間愛も、家の炉端で育まれるのだ」 マナーが廃れ、信条という言葉さえ死語になりつつある現代、国家の衰退の傾向を示すのも仕方ない事なのかもしれない。そういう中にあって、今度の東北関東大震災は、日本人が目覚めるいいキッカケだったかもしれない。 「立派に歩んだ人生と正直いちずな人格は、子孫と社会への大切な遺産である。」 「立派な人格は人間の最良の特性である。人格は社会の良心であり、同時に国家の原動力となる。世界を支配するのは高いモラルに他ならない。・・・(中略)・・・個人にせよ国家にせよ、それぞれの価値に見合うものしか得られず、分不相応な高望みしても所詮ムダである。結果には必ず原因がつきまとうという意味でいえば、個人の人格や国民性の優劣が人生や一国の将来を決定的に左右することは火を見るより明らかな真理なのである。」 勿論、上に挙げた引用文以外にも沢山いい言葉が出てくる。 今回20年ぶりに改めて読んで、非常にいい本であることを再認識した。一読すると聞きなれた陳腐な言葉のように思えるかもしれないが、線など引きながら何度も繰り返し読むと、思わずウンウンと頷いてしまう言葉が満載の本だ。 一度読んだのに内容をほぼ100%忘れてしまったのは、20年前は今ほど社会での苦労など経験も少なく、今ほど理解・実感出来ていなかったせいかもしれない。 今後は座右の書にしようと思う。やはり古典的名著だ。 全ての人にお薦めの一冊です。 ←ランキングに参加しています。
by une_genzaburo
| 2011-06-01 10:51
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