by une_genzaburo
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(このブログで何度か紹介したが、この本も書評コミュニティ・サイト「本が好き!」から頂いた本だ。) かなり刺激的なタイトルだ。この中国人の中には台湾人も入っている。えっと台湾も?!と思う方もいるかもしれないが、著者によれば元・台湾総統の李登輝さんなどは親日家というより愛日家で非常に特殊な人にあたるという。 ほとんどの中国人はまず間違いなく、日本人は大嫌いと考えて間違いないという。 司馬遼太郎氏の確か『この国のかたち』や『街道をゆく』で、台湾人から聞いた八田與一(石川県出身)の話が出てくるが、ああいう人は例外なのだと考えた方がいいのだろう。 日本人に親近感を持っていた世代や身分も限られており、大陸から移住してきた外省人でなく台湾出身の内省人、それも日本統治下で教育を受けた層。特に親近感を持ったのは古くからの高地帯原住民として冷遇されていた高砂族などほんの一部の人々である。 繰り返すが中国人の99.99%は、日本人を嫌っていると考えた方がいいと著者は言う。最初は半身半疑で読んでいたが、読後はまあそうかなと考えている。 著者は、台湾の東海大学に留学し、外省人の台湾人と長く寮生活を送り、飲んで騒いだり時には喧嘩や談論したりして中国人の気質を肌で直接、徹底的に体感してきたらしい。その為読んでいてもどこかまるで中国人的な気質さえも感じることさえある。 それだけに中国人の民族性を語らせるなら打って付けの人物かもしれない。 私が著者から受けた印象はいい印象だけではない。中国人と同様、独善的、個人主義的で自己主張が強く、よって個性の薄い普通の日本人などと比べると非常に灰汁が強く、同時に自己顕示欲も強い。 あのベニグノ・アキノ氏が帰国するためマニラに向かう際、隣席に座っていたのはこの若宮氏だという。そしてあの暗殺事件も間近で見ている。 また小泉首相の2度の北朝鮮訪問と、5人の拉致被害者を取り戻すにあたって、裏面工作をしたのもこの著者だという。ただし頼まれてやったのではなく、自主的に動いたらしい。平沢勝栄代議士や外務省など政府関係者からは、「二元外交」でマズイと批判を受けたり、自分のことを「魑魅魍魎」とか「鵺(ぬえ)」と呼ばれるなど相当批判され罵られたらしい。 だが外務省の役人などの愚劣な対応などと比べたら、私はこの著者の方が、主張や行動がまともな気がする。 私は、別にこの人物は右傾化した人物だとは思わない。 中国人の99.99%は日本が嫌いなのだろう。それはこの人物がいうように、中華たる中国人から見たなら本来は最も僻遠な周辺国の小さな夷狄の国であった日本が、元寇でも屈せず、秀吉の時にはかえって侵攻する。日清戦争、日中戦争も一度も勝利を得られなかった(日本に勝ったのは中国軍でなくアメリカ軍)。 低く見下した日本人に、結局史上一度も誇り高き中国人が勝てなかったのだ。世界の中心を自負する中華思想を持つ中国人としては、長きにわたって非常に自尊心を傷つけられていた訳だ。 戦後も、日本は朝鮮戦争などの恩恵もあり中国以上に発展復興、中国は大きく差を開けられて、日本に見下されたという意識を大きく持つ。 そして中華民国、中華人民共和国では徹底して、反日思想を国民に植えつけていった。それは相当、嘘八百まがいのものが多い。 盧溝橋事件のきっかけや、大戦の被害者、日本軍による虐殺の誇大報告いや捏造報告などありとあらゆる事を教科書に載せて、国民を洗脳していった訳である。 私は何も悪行が全くなかったというつもりは無いが、私もこの本以外にも結構読んでいるが、中国人の歴史歪曲には、本当呆れ返っている。 この本にあるように嘘を100回言い続ければ真実になると考えて行動しているのは私も間違いないと思う。こんな国に媚びて譲歩すれば中国と友好的になれると思うのは、この本にもあるように大いなる間違いだ。 中国は、相手が自分より力が上だと、お上手を言って援助など自分に益になることを引き出そうとするが(そういう行為に恥など感じない国民だ)、相手より自分が優位だと分かると、さっと態度を豹変し相手の弱い部分に徹底的に付け込む国である。 こういう事は中国の本を読めばすぐわかるのに、外務省はその民族性に気付かず、中国に媚びることを繰り返してきた。できるだけ両国の間に問題が起きないように、(日中関係の歴史記述において)明らかな歴史歪曲をしても言うべきことも言わなかったり、自虐的歴史観を自ら公式ホームページで表明するなど、国賊的行為を繰り返してきた。 できるだけ早くその愚かさに気付いて方針を変更すべきである。 こういう事を言うと、日本人の中には、歴史などで調べもせずに、頭から右傾化的思想で日本の平和外交を危うくするとして否定する人がよくいる。が、そんな批判をする人は、私から見ても(この著者の指摘同様)平和ボケもいいところだと思う。 民主党の現政権など、そういう意味で最たるもののように思う。管首相や官房長官、国家公安委員長他の発言を聞いていると亡国の徒としか思えない。数十年前の社会党の成田委員長時代の非軍備なら攻められないという御気楽思想とあまり変わり映えはないように思う。 このままでは中国に蹂躙されてその民族性の実態を肌で感じるまで、気がつかない可能性がある。その時は、日本の没落の時である。再度立ち直ることは相当な事がない限り無理となり、悲惨な道を辿ることになると思う。 偏向的な本などと思わずに、読んでもらいたい。 お薦めの一冊です。 ←ランキングに参加しています。
by une_genzaburo
| 2010-12-20 00:12
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