昨日、ブックオフで懐かしい参考書を見つけた。100円と安いこともあって即購入した。
私は駿台予備学校出身なので、この本は全体が茶色く汚れるほど使った記憶がある。
伊藤和夫氏には予備校でも習った。受験テクニックなど教えるのではなく(駿台では夏季講習や冬季講習以外ではそのようなことは殆ど教えず、徹底して基本マスターを重視する授業だった)、英文をいかに深く読み訳すか、毎回、まるで著名学者の何かの記念講演でも聴いているような名講義だったのを覚えている。
この本は、非常にいい参考書だったので、家の物置にダンボールに入れて保管していた。が今から20年ほど前(私が会社に勤めて関東などにいた頃)親が勝手に捨ててしまったらしく、いつの間にかなくなっていた。
地元の本屋で1,2度探したことはあるのだが、その時は見つからなかった。私が古本屋で見つけたのは、2006年6月2日初版第79刷発行(初版とあるが表紙は昔と違うようだ)とある。
やはり人気の高いいい本なのだろう。79回も重版している。
最近時々英文を読んだり、書いたりするよになったので、また基本から少し勉強したくなり買った訳だ。
これともう一つ「英語構文700選」というのも良かった。暗記してスラスラ書ける様になれば、きっと英作文の参考書としても役に立つ。こちらも現在、タイトルに「新」がついて発売されているようだ。
私は英語に関しては、学校の授業で使った問題集、読解本のほかにも分厚い問題集や参考書、読解本で色々勉強したが、苦労がやたら多かったように思う。
私が英語の構文を理解し身につけることができたのは、この参考書を繰り返し勉強した御蔭であると思っている。
ちょっと参考にAmazon.co.jpの本の紹介にのっていた宣伝文を転記する。
「整序英作文の演習を通じ英語の基本構造を理解させる」という理念のものに著した参考書。まず例題を解き、例題に対する説明と解答上のヒントを含む解説を読むことで、例題の中の何が構文上の問題点であるかを把握し、次に「要点」の説明によって、問題点が文法的にどう分析され英語全体の中でどういう位置をしめるか、関連事項、注意すべき事項が何であるかを知って、理解を深めていく。 」
本当に、ここで書いてある通りである。
もしあなたが現役の大学受験を目指す高校生(または浪人生)なら、この本を参考書の1冊に加えて勉強することを強くお薦めする。
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